ことし4月、奈良の世界遺産・薬師寺で、国宝「仏足石」に液体のようなものがかけられた跡が見つかった事件で、警察は22日、台湾出身の39歳の自称・司会業の女を逮捕しました。
文化財保護法違反の容疑で逮捕されたのは、台湾出身の自称司会業のツァイ・イージェン容疑者(39)です。
警察によりますと、ツァイ容疑者はことし4月6日午後1時20分ごろ、奈良市西ノ京町の薬師寺の大講堂に安置された、国宝の「仏足石」に液体をかけた疑いがもたれています。
その後の警察の捜査で、境内などに設置された防犯カメラの映像の解析などから、ツァイ容疑者の犯行の疑いが浮上し、容疑が固まったことから逮捕に至ったということです。
調べに対し、ツァイ容疑者は、「私は感動したものに油をかけて祈するので、仏足石にも油をかけたと思います」などと話し、容疑を認めているということです。
「仏足石」は、釈迦の足跡を彫ったとされる石で、薬師寺のものは国内最古のものとして知られています。