沖縄県名護市辺野古沖で、同志社国際高校の生徒らを乗せた船が転覆した事故を巡り、学校法人の理事長が辞意を表明したことを受けて、亡くなった女子生徒の遺族が26日、「辞任という区切りによって、検証が簡素になることは避けていただきたい」とコメントを発表しました。 3月16日、名護市辺野古沖で研修旅行で訪れていた同志社国際高校の生徒らを乗せた小型船2隻が転覆し、高校2年生だった武石知華さんと船長の金井創さんが死亡、他に生徒12人らがけがをしました。 この事故を巡り、高校を運営する学校法人同志社は25日、理事会で法人の八田英二理事長が事故に関する一連の責任を取るとして辞意を表明したことと、高校の西田喜久夫校長の解任(31日付け)が決まったことを発表しました。 これを受けて武石知華さんの遺族は26日、八田理事長の辞任について「法人の最高責任者が事故の責任を認められたことは、重く受け止めています」とした上で、「辞任という区切りによって、検証が簡素になることは避けていただきたい」とコメントを発表しました。 八田理事長が現在兼務している、「総長」の職に留まるという報道については、「同志社において総長は、教育理念と教育方針をつかさどる、理事長と並ぶ重い職と理解しています」「その領域の最高責任者に留まられる以上、検証の結果に対する責任は、これからも八田氏にあり続ける」としています。 また、西田校長の解任に関して、「事故前後の対応」を含めて判断したとの法人の説明については、「どのような対応がどのように評価された結果なのか説明を求めたい」「退任されても、あの旅行で何があったのかを説明していただく機会は、これからもあるべき」と求めています。