中学校の修学旅行積立金など1000万円がネット詐欺被害、事務職員を戒告…「相談せず電話し遠隔操作を許した」

今年5月、静岡県牧之原市立相良中学校がインターネット回線を使った約1000万円の詐欺被害を受けた事件を巡り、市教育委員会は25日、業務用パソコンを操作して被害を招いた60歳代の女性事務職員を戒告の懲戒処分としたと発表した。また、校長に口頭で厳重注意を行った。
事件は5月29日に発生。職員は、業務で使用中のパソコンにエラーメッセージが出た際、表示された番号へ電話し、通話相手の指示通りに操作。その結果、生徒が修学旅行の積立金などを預けていた学校口座から不正送金が行われ、送金手数料を含めて1000万235円の被害を受けた。
処分の理由について市教委は▽周囲に相談せず電話をして相手の遠隔操作を許し、インターネットバンキングで不正な送金が行われた▽生徒の預かり金を失う結果を招き、信用を失墜させた――としている。
橋本勝教育長は「心配をかけ、おわびしたい。情報セキュリティーに関する学校職員らの意識の向上や知識の習得を図り、再発を防止したい」とコメントした。