石川各地に大雨被害の爪痕 一夜明けて住民が片付け 30日にかけて再び大雨の恐れ

記録的な大雨から一夜明けた28日、石川県内では被害の爪痕が残る中、住民たちが片付け作業に追われました。あさって30日にかけて再び大雨の恐れがあり、引き続き警戒が必要です。
記録的な大雨から一夜明けた28日、石川県羽咋市内を上空から取材すると…
■NNN取材団・渡辺 康二 カメラマン:
「ここは土手が切れてますね」「川なのか、田んぼなのかの見分けがつきません」
邑知潟周辺では、あたり一面が浸水。車が泥水に埋まり…住宅地にまで水が押し寄せています。
大量の雨水が流れ込み排水が追い付かず、仮設のポンプを設置するなどして排水を急いでいるということです。
■NNN取材団・瀬川 裕大 記者:
「羽咋市酒井町へとやってきました。国道から1本奥へ入る道は、酒井川へと続く道なんですが、このように今も水が流れ続けています」
市内を流れる酒井川は、上流から流れ込んだ大量の流木でせき止められていました。
行き場を失った川の水は、勢いよく住宅地に流れ込み…
酒井町では28日も水の流入が続き、住民たちは土のうを設置するなど対応に追われていました。
■帰省中の学生:
「川として機能してないんで、ここが川みたいになっているので。これ以上入ってこられるとまずいんで」
土砂にはまり、動けなくなった軽トラックも…
「ゆっくりふかして」
住民たちが総出で、救出作業にあたります。
「よっしゃ~!やった~!」「バックしてお父さん、あっちから回った方がいいよ」
石川県内では、羽咋や宝達志水など115件の住宅で床上浸水の被害が出ているほか、小松市では排水作業をしていた1人が転倒し、軽いけがをしました。
氾濫した飯山川の周辺でも、住民たちが片付けに追われていました。
■地元の住民:
「ここまであったってことやね、水が。仏壇も前に倒れてしまって、冷蔵庫も倒れてしまった。順番に(片付け)しようかなと思っている。大変やわ本当に」
27日は、町一体が浸水した羽咋市立開町。
■撮影した住民:
「朝の時はちょっとだったんですよ、その時、避難すればよかったんですけど、みるみる間に一瞬でした。一瞬で膝まできて出れる状態じゃなくなって、あとはもう上から見るだけでした」
周辺では、朝から泥のかき出しに追われていました。
大雨の影響は、中能登町でも…
■NNN取材団・中條 栞 記者:
「こちらの線路ですが、向こう側がはっきり見えるほど土砂が流れ出ています」
雨で土台部分が崩落し、線路が浮き上がった状態となったJR七尾線。
28日の現場では、職員らが調査にあたっていました。羽咋駅から七尾駅までの区間は運転再開のめどが立っていません。
27日は町内のいたるところで土砂や流木が流れ込んだ中能登町能登部上。
一夜明けてもなお、道路に泥水が残ったままでした。
■中能登町の住民:
「これ見ただけで、どこが川なのか、どこが道なのか…ひどいことになった。本当に泣きたくなるけど、どうしようもできない」
泥水が押し寄せた家では、掻き出し作業に追われる人の姿も…
■中能登町の住民:
「ぼちぼちと日を見ては(作業)って形で。もうだいぶ体力的にも落ちてきてます。早く今まで通りの日常に戻れたらいいなと思っています」
宝達志水町では…
NNN取材団・櫻井 幹太 記者:
「山間部の集落に続く道ですが、斜面からの土砂崩れによりスギの木がなぎ倒され、通行止めとなっています」
重機を使い、土砂の撤去作業が行われていました。
また、神社では拝殿が倒壊する被害に遭いました。
石川県内では30日にかけて再び大雨の恐れがあり、引き続き警戒が必要です。