台風24号が今後、沖縄本島周辺で大きく旋回し、円を描くような珍しい進路を取りそうだ。気象庁が3日発表した進路図で明らかにした。
台風24号は3日午前9時現在、南大東島の北西約90キロにあり、沖縄本島などが強風域に含まれている。今後は中心付近が沖縄本島に近づき、4日は沖縄本島の北西側、5日は南西側、6日は南側、7~8日は南東側と、大きく旋回して円を描くように移動する見込みだ。
こうした進路について気象庁担当者は「そんなに多くない。まれな現象だ」と解説する。原因としては「台風を押し流すようなジェット気流などが近くに存在しないこと」のほか、「南北にある高気圧が挟み込む形の気圧配置で、身動きがとりにくい状態であること」が考えられるという。今後5日間は沖縄周辺に滞在するとみられる。
風雨など影響については「(台風の)規模自体は大きくないが、沖縄方面では一定の降雨量が見込まれる」。加えて「こうしたケースの場合、九州地方の東側などの比較的離れた地域で強い雨が降ることもある」という。
地球温暖化や近年頻発する異常気象などとの関連性については「今回の1つの事象をもって論じることはできないが、傾向を注視していきたい」と話した。