京成電鉄は10日、成田空港(千葉県成田市)と都心を結ぶアクセス特急に投入する新型車両「3100形」を宗吾車両基地(同県酒々井町)で公開した。座席や外観の一部にオレンジ色を取り入れ、座席の一部を折り畳み式にしてスーツケース置き場に利用できるようにした。今月26日のダイヤ改正に合わせ、8両の2編成が走る。
一般車両としては16年ぶりの新型で、来年の東京五輪・パラリンピックを見据え、訪日外国人の増加に対応する。8人掛けの中央2席を折り畳み式にして乗客が状況に応じて操作し、大型スーツケース3個を置けるようにした。車椅子やベビーカー用のフリースペースを拡充し、空気の浄化装置や防犯カメラを設置した。無料のWi―Fiも導入している。座席の模様は桜と千葉県の花の菜の花にした。
車両には航空機のイラストを配した。側面には「旅の高揚感を感じてもらおう」と、沿線にある成田山新勝寺や浅草寺の雷門、東京スカイツリーのデザインを描いた。
新型車両は成田スカイアクセスを最高時速120キロで走行し、成田空港から京成上野まで約1時間、都営地下鉄と京急に乗り入れて羽田空港まで約1時間35分で結ぶ。今後、数年かけて5編成を順次投入する。【中村宰和】