デヴィ夫人に罰金20万円求刑 マネジャー女性らへの暴行罪「この場にいるのが不思議」

マネジャーだった女性らへの暴行罪に問われたタレントの「デヴィ夫人」として知られるデヴィ・スカルノ被告(86)の論告求刑公判が8日、東京地裁(石田寿一裁判官)で開かれ、検察側は罰金20万円を求刑し、結審した。判決は10月6日に言い渡される。
検察側は論告で、マネジャーや秘書をしていた女性2人に対する危険な暴行があったと指摘。いずれの行為にもくむべき事情はなく、被告は公判で「(被害者の一人に)謝罪を求めたい」と述べるなど、「十分な内省も見られない」とした。
弁護側は、暴行の事実は争わないとした上で、女性らにけがはなかったと強調。事件後、出演したテレビ番組を降板するなど、すでに社会的制裁を受けていることを考慮するべきだとした。
デヴィ被告はこの日、紫色のワンピースにハイヒールで出廷。裁判官から最後に発言がないか問われると、「私は戦争、クーデター、暴動を経験してきた」と語り、「この場にいるのが不思議でならないが、私の不徳の致すところ。裁判所には慎重なご判断をお願いしたい」と訴え、一礼して法廷を後にした。
起訴状によると、被告は昨年2月、都内の飲食店で、秘書だった女性にシャンパングラスなどを投げつけたほか、同10月、都内の動物病院で、マネジャーだった別の女性を殴ったり蹴ったりしたとされる。