「スコールライン型」の積乱雲が停滞=千葉豪雨を解析―気象庁

気象庁気象研究所は10日、8月の千葉豪雨を解析した結果、発達した積乱雲を伴い激しい雨を降らせる「スコールライン型」と呼ばれる現象が起き、停滞したことで線状降水帯が発生したと明らかにした。
千葉豪雨では8月13日午後6時ごろ、線状降水帯が発生。大雨特別警報が約1時間半後に発表された。
気象研究所によると、スコールライン型の積乱雲は通常、速い速度で移動するが、今回は房総半島付近に停滞。長時間にわたって大雨が続いた。積乱雲の降雨で強まった冷気層の東向きの動きと、太平洋側から流れ込んだ暖湿気の西向きの動きが拮抗(きっこう)し、移動速度が抑えられたと考えられた。
強い雨が観測された千葉県佐倉市付近の上空では、積乱雲の内部に直径約2~5キロの気圧の低い反時計回りの渦が発生していた。これにより上昇気流が強まり、強い雨をもたらす一因となった可能性があるという。 [時事通信社]