ケーキ店主らと口論し包丁とガソリン持参か、死亡の男を殺人・放火容疑で書類送検方針…岐阜県警

岐阜県本巣市のケーキ店で男女5人が死傷した放火殺人事件で、死亡した会社役員の男(70)が事件当日、女性店主(66)らと口論となり、持参した包丁とガソリンで事件を起こした疑いがあることが捜査関係者への取材でわかった。県警は殺人と現住建造物等放火容疑で捜査し、男を容疑者死亡のまま書類送検する方針。
男は同県瑞穂市の葬祭会社役員、林寛至容疑者。事件は5日午後9時頃に発生し、焼け跡から男女2人が遺体で見つかった。男性は腹部を刺されたことによる失血死、女性は急性一酸化炭素中毒死だった。また、病院に搬送された男女3人のうち、林容疑者と女性店主が全身やけどによる熱傷性ショックで死亡した。
捜査関係者によると、事件当時は女性店主と同級生の計10人が、店の2階でマージャンなどをしていた。同級生の証言などから、後から来店した林容疑者は「帰れ」などと言われ、一度は現場を離れたが、包丁とガソリン入りの携行缶を手に再び現れ、制止しようとした男性を刺した上、放火した疑いがある。
県警は1階の出入り口付近で見つかった包丁を凶器と特定。林容疑者と女性店主らの間に何らかのトラブルがあったとみて調べている。