東京理科大の学生ら「うれしい」 ノーベル化学賞に硤合憲三氏ら

スウェーデン王立科学アカデミーは7日、2026年のノーベル化学賞を東京理科大の硤合憲三(そあい・けんそう)名誉教授ら2氏に授与すると発表した。同大の学生からは驚きと喜びの声があがった。
大学院で有機化学を学ぶ楠見健士朗さん(24)は「昨年4月に先生の研究生活についての特別講演を聴いたばかりで驚いた。ご自分のキャリアや研究生活を中心に、研究の成り立ちといったところから全体的に話してくれた。いつか取れるかもと思っていたので驚いた。うれしい」と喜んだ。「分野は少し違うが有機化学というところでは近い研究室(に所属しているの)で、研究室でみんなで発表の中継を見ていて、おーっと盛り上がった」と笑顔を見せた。
経営学部4年の今田一登さん(22)は「自分が通っている大学でノーベル賞が出るなんてすごい。普段はリポートなどが大変だけど誇りになる。ちょうど卒論を書いているところなので、専攻は違うけど自分も頑張りたい」と話した。
無機化学を研究する女性大学院生(22)は「分野は違うがすごくうれしい」と声を弾ませた。
同大の研究棟で働いていた元職員の女性(62)は「とても学生思いの先生で、東日本大震災の時、大学に泊まることになるかもしれない学生たちのためにバナナを買ってきてくれたのを覚えている」と振り返り、受賞を喜んだ。【岡礼子】