栃木・鹿沼の2人死亡ひき逃げ事故で被害者の身元判明

栃木県鹿沼市深津の県道で23日、乗用車が街路樹に衝突して炎上し2人が死亡した事故で、県警鹿沼署は30日、遺体の身元が宇都宮市宮みらいの無職、岡愛弥(まなや)さん(21)と、同市鶴田町の販売業、川島岳(がく)さん(21)と判明したと発表した。
同署によると、死因は胸を強く打ったことによる臓器損傷。2人は友人関係だったとみられ、乗用車は運転していた岡さんのものだった。川島さんは助手席に乗っていた。
同署は26日、Uターンをする際に岡さんらの乗用車に車をぶつけて街路樹に衝突させてその後死亡させたにもかかわらず、救護などをせず逃走したとして、自動車運転処罰法違反(過失運転致死)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、宇都宮市海道町の会社員、大橋強史容疑者(50)を逮捕。大橋容疑者は「不安になって逃げた」などと容疑を大筋で認めている。
現場は中央分離帯がある片側2車線の直線道路。大橋容疑者の乗用車が中央分離帯の切れ目からUターンをしようとした際に、岡さんらの乗用車に接触したとみられる。