首相、政権立て直し図る 農相交代、武部氏起用

高市早苗首相は15日、農相を更迭した簗和生氏の後任に自民党の武部新氏を起用した。皇居での認証式を経て就任した。簗氏の自治体向け道路予算削減発言などで政権への不信が高まり、信頼回復が課題となる。農相交代で立て直しを図りたい考えだ。簗氏は首相主導で農相に起用された経緯があり、野党は首相の任命責任を追及する。臨時国会では、政権が重要視する消費税減税関連法案や衆院議員定数削減を巡って与野党攻防が予想される。
木原稔官房長官は15日の記者会見で、簗氏辞任に関し「事態を重く受け止める。重要な課題について一つ一つ結果を出すことで責任を果たす」と強調した。武部氏は官邸で首相から農相起用を正式に伝えられた後、記者団に「国民から信頼される農林水産行政を進めていきたい」と述べた。
首相は武部氏に関し「農林水産副大臣として活躍するなど農水行政に精通している人物だ。即戦力として国会対応も含め活躍してもらえる」と記者団に語った。
野党側は、道路予算削減発言に加え、公選法違反疑惑が表面化した簗氏の辞任を受け、首相への批判を強めた。