JR宗谷線 脱線車両に不具合が見つかり再開延期 3日は特急など15本運休、代行バス運行へ 北海道
列車の運休はきょうも続いています。先月30日の夜、JR宗谷線で起きた特急列車の脱線事故…理由は、クマとの衝突でした。
線路上で脱線しているのは稚内に向かっていた特急サロベツです。
きのうも国の運輸安全委員会が調査のため現場に入り、車両などを確認しました。
(運輸安全委員会)「現場での脱線の痕跡確認、運輸安全委員会の調査でも過去にはなかった珍しいこと」
運輸安全委員会も「珍しい」という脱線の理由は、クマとの衝突でした。
稚内行きの特急サロベツ3号は先月30日午後11時前、天塩中川-問寒別駅間でクマと衝突。
乗客32人と乗員にけがはありませんでしたが、夜間で確認作業ができず、乗客は車内で一夜を明かしました。
(乗客)「8時間くらい止まっちゃって結構長かったです」「衝撃はそんなに大きくなかったが、急にブレーキがかかったので、どうしたのかなと思った」
JR北海道によりますと、翌日にハンターと職員が確認したところクマが車両の下に巻き込まれ、先頭車両が脱線していたということです。
(JR北海道 山北一郎運輸部長)「クマを巻き込んで動けない状態。夜のうちに列車を運転再開させることは非常に困難だった」
事故の影響で宗谷線はきのうも音威子府-稚内駅間で終日運転を見合わせました。
旭川ー稚内間の特急列車もすべて運休となり、きょうも代行バスが運行されています。
(神奈川からの観光客)「本当はきょう宗谷岬に行く予定だったんですけど事故の影響で行けなくなって」
車両を現場から引き離すなどの復旧作業にはきょういっぱいかかる見通しで、JR北海道はあす、始発の普通列車から運転を再開する予定です。