スイス大使に読売・白石氏=マスコミ出身は異例

政府は30日の閣議で、スイス大使に読売新聞グループ本社会長の白石興二郎氏を充てる人事を決めた。白石氏は日本新聞協会の前会長で、政府が4月1日に新元号「令和」の発表に先立ち意見を聴いた有識者懇談会のメンバー。マスコミ出身者の大使起用は異例。菅義偉官房長官は30日の記者会見で「人事は適材適所」との説明にとどめた。
スイス大使は4月まで、首相の財政政策ブレーンの本田悦朗元内閣官房参与が務めていた。
閣議では、ミクロネシア大使に側嶋秀展ザンビア大使を充てるなどの人事も決定した。発令は側嶋氏が30日付。その他は9月2日付。
[時事通信社]