【台風19号】畑を覆う一面の稲わら 収穫直前の大豆は絶望

「もう、大豆はだめだぁ」。台風19号の大雨で山形県川西町館の農家、奥村昭則さん(61)の約5アールの大豆畑が冠水。畑は流されてきた稲わらに覆われた。16日には大豆の収穫の予定だったが、手がつけられない状態だった。
大豆畑を覆った稲わらは、肥料にするため近隣の農家が約200メートル離れた田んぼに残しておいたもの。大雨で近くを流れる犬川と黒川が氾濫し、大豆畑まで流れてきた。
大豆は水に漬かると腐ってしまうといい、稲わらを片付けても今後の収穫は絶望的だという。
16日は吉村美栄子知事が台風19号の被害現場の視察に来ていたが、その光景に絶句していた。
このほか、収穫した新米1800キロも水に漬かり、出荷は無理だという。奥村さんは「この辺りは80歳を超える農家が多い。離農する人が出てくるな」とつぶやいた。