ドコモショップの従業員用の福利厚生サイトに不正アクセスし、従業員が保有するポイントを勝手に使用したとして、警視庁サイバー犯罪対策課は16日、NTTドコモの子会社「ドコモCS」の契約社員、高橋翔容疑者(23)=さいたま市南区=を不正アクセス禁止法違反の疑いで逮捕したと発表した。ドコモショップには、従業員の業績に応じポイント付与する制度があり、高橋容疑者はポイントをギフト券などと交換し、転売していたとみられる。
逮捕容疑は今年1月30日、ドコモショップの派遣社員の男性になりすましてサイトに不正アクセスし、男性が保有するポイントで約1万5000円分のギフト券のクーポンコードを入手したとしている。高橋容疑者は「2016年6月ごろに(手口を)思いつき、継続的にやっていた」と容疑を認めているという。
同課によると、同サイトの初期パスワードはIDと同一で、初回ログイン時に変更する仕様だった。高橋容疑者は社内の回覧文書でIDを把握し、パスワードを変えていなかった従業員のIDで不正アクセスしたとみられる。同課は、高橋容疑者の口座の記録などから、18年6月~19年2月、ギフト券などを転売し約600万円を得ていたとみて調べている。【山本有紀】