曽祖母の被爆体験「まず目の前の人に」 広島・平和記念公園で「平和の集い」

被爆体験の発信を次世代に託そうと、NPO法人「HPS国際ボランティア」(広島市西区)は15日、中区の平和記念公園で「市民平和の集い」を開いた。高校生ら約300人が読み上げた「核廃絶の声を世界に向けて発信します」との平和宣言に、7歳のとき被爆した同法人の佐藤広枝代表が「エンジン全開ではばたいてもらいたい。全力でガソリンを注ぎ続けます」と激励した。
被爆体験を次世代に語り継ぐ考えも平和宣言に盛り込んだ。市立広島商業高校3年の朝岡由希さん(18)は今夏、90代の曽祖母から初めて体験を聞いたといい「まずは目の前の人に曽祖母の体験を届けたい」と話した。
同法人は、平和教材を全国の学校に贈る活動などを展開。県内外16校の生徒が被爆建物などを紹介する「ヒロシマの心2」(56ページ)を5月に出版している。【中島昭浩】