駅の近くで食パンを大量にばらまく男女が目撃されています。たくさんのカラスやハトが集まり、住民らが困っていました。
人通りのほとんどない早朝の駅前。大量のハトやカラスが飛び交う異様な光景が広がっていました。しばらくすると、黒い服を着た女性が食パンを投げました。男性と黒い服の女性が勢いよく食パンを投げています。2人はひとしきりパンを投げ終わると周囲を気にしながら去っていきました。後に残されたのはハトに食い荒らされた食パン。この後、2人が片付けに戻ってくることはありませんでした。近くに住む人たちによりますと、5、6年ほど前からこの場所で男女数人が餌(えさ)をやり始めたといいます。
彼らはなぜ餌をやり続けるのでしょうか…。直接、聞いてみましたが、女性らは何も答えず足早に立ち去ります。住民らによりますと、彼らは元々、野良猫に餌をやっていましたがハトやカラスが先に食べてしまうため、猫が可哀想だからと鳥にも餌をやるようになったといいます。
住民が度々、大阪市などに苦情を申し入れていますが、住吉区役所によりますと、餌やりは法律で禁止されていないため強制的にやめさせることができないといいます。住民らは近く、市議会に迷惑な餌やりに罰金を科す条例を制定することを求め、来月から始まる議会でこの問題が議論されます。