災害疑似体験、「あべのタスカル」に大勢の見学者

9月1日の防災の日に合わせ、災害を疑似体験できる大阪市阿倍野区の市立阿倍野防災センター(愛称・あべのタスカル)には連日、大勢の見学者が訪れている。同センターは、南海トラフ巨大地震などに備えるため避難、消火、救助などの方法を体験を通じて学ぶ施設。今春、最新技術で津波の映像を映すコーナーなども新設され、見学者は津波避難ビルを想定した建物に上り、水位が一気に上昇する様子を体験していた。
夫婦で訪れた大阪市西区の女性(36)は「しっかりした備えが必要だと改めて思った」と語り、ベトナムから来日した技能実習生(19)は「ベトナムでは台風ぐらいしか経験していないので、地震や津波について学べてよかった」と話していた。