府知事、台風接近中に海外旅行「直撃ないと判断」

今年8月に台風10号が西日本を縦断した際、大阪府の吉村知事が家族と海外旅行に出かけていたことがわかった。吉村知事は「進路を確認し、大阪を直撃しないと判断した」と説明しているが、府議会からは「知事としてふさわしくない」との批判が出ている。
23日の府議会総務常任委員会で、原田亮府議(自民党)が指摘した。
吉村知事の答弁によると、夏季休暇に合わせて8月13日からの旅行を計画。しかし、台風10号が接近したため、13日に家族だけ出発させ、知事自身はいったん航空機をキャンセルして登庁し、危機管理監らと対応を協議した。台風が府を通過しない見通しになり、知事も14日に出発したという。渡航先については「近いエリア」と説明している。
台風10号は15日に広島県に上陸し、島根県を通過して日本海へ抜けた。府内でも一部地域で暴風警報などが発令され、70歳代の女性が強風にあおられて転倒し、軽傷を負った。
原田府議は「被害は予測がつかず、陣頭指揮を執る知事としては府内にとどまるべきだった」と批判。吉村知事は「台風の進路や影響を見極めた上で出発した。旅行中も危機管理監と連絡を取っていた」と述べ、対応に問題はないとの立場を強調した。