無免許でタクシー運転の疑い 約4分で脱輪、高2を逮捕

無免許でタクシーを運転し事故を起こしたなどとして、福岡県警は2日、北九州市門司区の高校2年の少年(17)を道路交通法違反(無免許運転、安全運転義務違反、危険防止措置義務違反、報告義務違反)の疑いで逮捕し、発表した。
発表によると、少年は8月31日午前4時35分ごろ、同区田野浦で無免許でタクシーを運転し、側溝に右前後輪を脱輪させ、車を放置して逃げた疑いがある。「車を運転したかった」と、容疑を認めているという。
門司署によると、同日午前6時12分ごろ、放置された現場から2キロほど離れたタクシー会社の営業所から「車が少ない。とられたのかもしれない」と110番通報があり、直後に従業員が、乗り捨てられているタクシーを発見した。ドライブレコーダーには、少年に似た人物がエンジンをかけて発車させる様子が映っていたといい、脱輪するまで約4分間運転していたという。県警は窃盗容疑での立件も視野に捜査している。