防犯カメラに急発進する軽乗用車 制止する検察事務官ら4人振り切り逃走

産経新聞が入手した防犯カメラの映像によると、岡崎公栄被告が乗り込んだ車は、4人の検察事務官らに囲まれた状態で急発進し、1人をはね飛ばしていた。目撃者によると車はその後、赤信号を無視して逃走したという。
防犯カメラの映像によると、30日午前10時48分ごろ、軽乗用車が大阪地検岸和田支部前の路上で、ハザードランプを点灯させたまま停車。同50分ごろ、検察事務官ら4人と一緒に現れた岡崎被告とみられる女が助手席に乗り込んだ。直後、4人に取り囲まれた車は前方に急発進。制止しようとした男性事務官をはね飛ばし逃走した。男性はその場に倒れ込み、左手を押さえて悶絶(もんぜつ)していた。
目撃した男性会社員(49)は「男性をはねた車は信号待ちの車を追い越し、猛スピードで赤信号を無視して立ち去った」と証言。同支部で勤務する60代の男性警備員は「ドーンという音で男性がはねられたことに気付いた。最初はひき逃げ事件と思ったが、まさか被告人が収容前に逃げ出すなんて」と話した。