韓国議長との個別会談見送り=山東氏、発言撤回求め書簡

山東昭子参院議長が、慰安婦問題をめぐり天皇の謝罪を求めた韓国の文喜相国会議長に対し、謝罪と撤回を要求する書簡を送っていたことが分かった。
参院関係者が31日、明らかにした。文氏は20カ国・地域(G20)の国会議長らによる会議のため来日するが、山東氏は納得できる回答がなかったため、個別会談を見送る方針だ。
文氏の発言をめぐり、山東氏は9月25日に韓国の南官杓駐日大使と会い、抗議。発言の真意を確認したい考えを伝えていた。
関係者によると、10月に文氏から「おわび」を記した書簡が届いたが、山東氏は内容が不十分と判断。このため、謝罪と撤回を求める書簡を送付したが返答がなかったという。