立憲民主党参院会派は5日に参院議員会長選を告示し、立候補を受け付ける。必要な推薦人を確保した長浜博行元環境相が新会長の有力候補に浮上。無投票当選の可能性が出ている。だが長浜氏は、立民との会派合流方針を決めた国民民主党から昨年、除籍(除名)処分を受けた経緯がある。国民は警戒を強めており、合流に向けた新たな火種となりそうだ。
立民の福山哲郎幹事長は3日の記者会見で、参院会長選について「決められた手続きを粛々と進める。(国民側に)理解を求める事項ではない」と突っぱねた。一方で、会派合流後の新しい参院会派の幹部人事に関しては、国民側と「協議する」とも説明した。