ハロウィーンで特別列車=岐阜県〔地域〕

養老鉄道は26日の1日限定で、ハロウィーンの飾り付けをした特別列車を運行した。今年、全線開通100周年を迎えた記念イベントの一つで、日頃の利用客への感謝を込めて企画。乗客は、いつもとは違った列車内でお菓子のすくい取りなどを楽しんだ。
列車は、大垣駅から揖斐駅までの往復約29キロを約1時間かけて午前と午後に1往復ずつ走行。仮装した家族連れなどがカボチャのランタン型の入れ物からお玉でお菓子をすくった他、乗客全員でじゃんけん大会を開くなどした。
岐阜県養老町から娘と孫3人とイベントに参加した60代女性は「私たちの世代ではハロウィーンがピンと来ないが、孫たちは楽しんでいて、いい思い出になった」と笑顔。養老鉄道営業部総務企画課の小林峰生さんは「普段乗車されない人にも参加していただいた。今後も地域の鉄道として親しみを持ってもらえるようイベントを開き、乗客を増やしたい」と話した。来年の運行も検討しているという。