福岡県太宰府市は31日、ふるさと納税の返礼としてNPO法人博多笑い塾(中央区)の芸人を市内の個人宅などに派遣する事業を11月中に始めると発表した。市は「全国初の試み」としている。
博多笑い塾は「笑いの健康」をテーマに笑いの医学的効用を研究、実践する団体。楽器演奏や歌謡、舞踊、話芸、マジックなどさまざまなジャンルの10~96歳の芸人約60人が所属し、芸を披露し合う笑演会や出前公演を催すなどしている。
芸人の派遣は、子供の成長を祝う会や、市を離れた人が市内で暮らす親の長寿祝いの会などを開く際の利用を想定し、1万5000円の寄付で1人の芸人が30分間演じるのが基本。芸人や芸の内容は依頼者と相談して決め、追加料金で芸人を増やしたり時間を延長したりもできる。
塾理事長の小ノ上マン太朗(本名・小野義行)さん(61)は「地域社会活性化のためには笑いが一番。心身が健康になる笑いを届けたい」と話す。
市は返礼品に「太宰府梅酒『東風(こち)の梅』」や「珮後香(はいごこう) 令和の匂い袋」など令和にちなむ品を含む78品を追加することも併せて発表した。【桑原省爾】