九州北部の記録的大雨で佐賀県は3日、行方不明となり遺体で発見された武雄市の50代女性を、大雨による犠牲者と認定した。福岡、佐賀両県で死者は計4人となった。
佐賀県警によると、女性は大雨が降った8月28日早朝から行方が分からなくなり、大町町の六角川で1日午後、鉄工所から流出した油を止めるオイルフェンスに遺体が引っ掛かっているのが見つかった。溺死とみられる。
大雨では、8月28日に武雄市と福岡県八女市で車が流されるなどして男性2人が死亡。29日には、浸水した武雄市の住宅から女性1人の遺体が見つかった。