青森県八戸市市川町の自宅玄関で、大日向茂子さん(81)の遺体が見つかった事件。大日向さんは社交的な性格で、トラブルもなかったといい、近所の住人らからは「まさか彼女がこんな目に」と動揺する声が上がった。県警は殺人事件と断定し4日、大日向さん方の現場検証を実施した。【江沢雄志、平家勇大、井川加菜美】
事件後、大日向さん方の玄関には規制線が引かれ、現場周辺は立ち入り禁止となった。同日午前9時から捜査員らが頻繁に出入りし、周囲は物々しい雰囲気に包まれた。
近所の住人らによると、大日向さんは、以前に夫を亡くし、子どもたちも独立して1人暮らしだったという。ただ、地域の人たちとカラオケに行ったり、仲間とパークゴルフをしたり、人との関わりは多かったようだ。1人でバスに乗って温泉に出かけたり、外に飲みに行ったりすることもしばしばあったという。
近所に住む女性(83)は「朝も早くから散歩するなど、外に出ない日の方が少ない人だった。1カ月前に『息子が帰ってくる』と大喜びで話していた」と振り返る。
6年前から大日向さんと関わりがあるという近くに住む民生委員の女性(62)は「家を訪問すると中がきれいに片付いている印象。公民館でサークル活動をしていたようで、近所とのトラブルなどはなかったと思う」と話した。
大日向さんと何十年も前から家族ぐるみの付き合いがあったという近所の女性(75)は、10月末ごろの昼過ぎに通りで会ったといい、「普段と変わらない様子だった。まさかこんな目に遭うとは。犯人は早く捕まってほしい」と語った。