入所者を暴行した疑い、施設職員逮捕「失禁に腹立った」

障害者支援施設で入所者にけがを負わせたとして、北海道警は3日、札幌市東区北19条東6丁目の介護職員松本晃輝(こうき)容疑者(29)を傷害容疑で逮捕し、発表した。
松本容疑者は「失禁したことに腹が立った」と容疑を認めているという。
札幌北署によると、松本容疑者は8月28日午後7時40分ごろ、札幌市北区の障害者支援施設「草笛館」の廊下で、重度の知的障害がある30代の男性入所者を突き倒し、両足をつかんで引きずるなどした疑いがある。男性は首やひざ、ひじなどに打撲など2週間のけがを負った。
ホームページによると、草笛館は2002年に設立され、障害者の短期入所などのサービスを提供している。定員は100人ほど、30人ほどの職員が働いている。札幌市に匿名の通報があり、事件が発覚した。
草笛館は取材に対し「関係者にご心配をおかけし、申し訳ありません。警察の捜査には最大限、協力したい」とコメントした。