九州レインボープライド 過去最多の1000人参加、LGBTなどの権利や差別解消訴える

性的少数者(LGBTなど)の権利やあらゆる差別の解消を訴える「九州レインボープライド」が4日、福岡市博多区の冷泉公園であった。今年で5回目で、過去最多の約1000人がパレードに参加。多様性を象徴する虹色の旗や布を身につけた当事者や支援者らは、約3キロの道のりを1時間かけて練り歩いた。
参加者は「法律上も家族に!」「一人じゃないと思える社会に」などのカードを持ち、沿道の人たちとハイタッチを交わすなどしていた。バイセクシュアル(両性愛者)の女性(21)は、戸籍上は女性だが、男女どちらでもないと感じたり男女のどちらかで揺れたりするという「Xジェンダー」の親友(21)と参加。「自分らしく生きられる社会になればいい」と手をつないで歩いた。交際中の男性(25)とパレードを観覧したという男性(24)は「男女のカップルと同じように好きな人とただ一緒にいたいだけなのに人の目が気になって手もつなげない。多様な性があることが意識せず当たり前になればいい」と話した。
会場には約60の企業や支援団体のブースが並んだ。筑紫女学園大学でLGBTの啓発に取り組む同好会「Caapa(チャーパ)」は博多マルイと連携し、虹色の看板を来場者のメッセージカードで埋めた。代表の樋口美紀さん(20)は「さまざまなマイノリティーを含む誰もが過ごしやすい環境をつくるため、友人や先生にも性的少数者への理解を浸透させていきたい」と話した。【柿崎誠】