政府は4日、九州北部の大雨被害について、激甚災害に指定する方針を固めた。菅義偉官房長官は同日の記者会見で「公共土木施設や農地などの被害状況の調査が行われているところであり、調査結果を踏まえて、速やかに指定の見込みを公表していきたい」と明らかにした。
菅氏は「被災者の皆さんが希望を持って、前を向いて再建に取り組めるよう現地の具体的なニーズを踏まえて、一日も早い復旧復興を応援していきたい」とも強調した。
これに先立ち、自民党佐賀県連の留守茂幸会長らは首相官邸で菅氏と面会し、速やかな激甚災害の指定を求める要望書を提出。菅氏は「できるだけ柔軟に対応する」と応じていた。
[時事通信社]