SNS「エムフェイス」出資、契約解除の方法伝えず 特商法違反容疑で会社役員ら逮捕 兵庫県警

マレーシアの企業が運営する会員制交流サイト(SNS)「エムフェイス」の広告権の購入名目で出資を呼び掛けた際、契約解除の方法を伝えなかったなどとして、兵庫県警生活経済課は5日、東京都港区の会社役員、福岡忠久容疑者(63)ら3人を特定商取引法違反の疑いで逮捕した。いずれも容疑を否認しているという。
逮捕容疑は2016年10~11月、同県宝塚市の女性(49)ら5人に対し、広告権購入に関して「友人を紹介したらポイントが増える」などと出資を誘い、契約の概要や解除について書面や口頭で伝えなかったなどとしている。
福岡容疑者らは「ミリオンクラブジャパン」というグループで、全国の約3万2000人から約160億円を集金。一部の会員はポイントを換金、物品と交換したという。【黒詰拓也】