京急運転再開、7日昼にずれこむ 京急川崎-横浜間

京急電鉄は6日始発から、横浜(横浜市西区)―上大岡(同港南区)間で運転を再開したが、京急川崎(川崎市川崎区)―横浜間で運転を見合わせた。5日夜から始まった復旧作業は6日夜も続けられており、運転再開は当初目標の同日夕のラッシュ時間帯から、7日昼ごろにずれ込んだ。
復旧作業では6日午前までに2~8両目を現場近くの車両基地に移動。脱線していた2、3両目はジャッキアップして線路に戻して対応した。約45度傾いて脱線している1両目は倒れないように固定した上で、大型クレーンでつり上げて線路に戻す作業を進めた。
6日の運行本数は、朝夕のラッシュ時間帯は通常の30~50%程度で、昼間の時間帯も60~80%程度にとどまった。羽田空港方面は約10分間隔で運行した。並行して走るJR京浜東北線は6日夕、前日に続いて蒲田(東京都大田区)止まりの電車10本を、桜木町(横浜市中区)や磯子(同磯子区)まで延長運転を実施。横浜市営地下鉄や東急線なども振り替え輸送した。【松本惇】