封鎖の私道バリケード撤去命じる仮処分 長崎地裁、管理会社に

長崎市青山町の住宅団地内で私道の一部が封鎖されている問題で、長崎地裁(土屋毅裁判官)は14日、私道を所有する福岡県の不動産管理会社にバリケードの撤去と、通行妨害の禁止を命じる仮処分を決定した。
仮処分では、申し立てた住民7人の自動車を含めた通行の妨害を禁止した。また、処分を受け取ってから7日以内に封鎖を解くよう命じた。
住民側の代理人弁護士は「安堵(あんど)した」とする一方、私道の利用者は広範囲にいることから、今後訴訟を起こし解決を目指す方針を示した。業者は毎日新聞の取材に「まだ内容を見ていない。(不服申し立てなどの対応は)弁護士と話し合う」とした。【今野悠貴、松村真友】