「あほ」「ぼけ」 体罰・暴言相次ぐ市立尼崎高校 今度は陸上部で顧問が暴言

男子バレーボール部や硬式野球部で相次いで体罰や暴言が発覚した兵庫県の尼崎市立尼崎高校で、陸上部顧問の30代の男性教諭が複数の部員に不適切な発言していたことが20日、同校への取材で分かった。校長が男性教諭を口頭注意し、他の部活動顧問や教職員にも発言に気をつけるよう指導したという。
同校によると、今月、大会に向けたコンディションの調整がうまくいかなかった男子部員1人を名指しし、「こいつみたいになるな」と他の部員に話した。顧問は「男子部員とは信頼関係があった」と釈明したという。また、以前から練習中に複数の部員に対し、叱咤激励の言葉に続けて「あほ」や「ぼけ」などと言っていたという。【近藤諭】