女性講師「イベント記念になれば何でも欲しい」…通行証盗み建造物侵入

千葉県教育委員会は20日、飲酒運転で事故を起こした同県旭市立第一中学校の教諭(61)を免職とするなど計4件の懲戒処分を行った。
発表によると、教諭は10月21日夜、自宅で焼酎を飲み、たばこを買うため、22日未明に軽自動車を運転。コンビニ店から帰る途中、銚子市内の国道で電柱の支線に接触、車を横転させた。県教委の調査に「飲酒後の記憶が断片的で、気づいたら事故を起こしていた」と話した。
停職6か月の処分を受けた県立流山南高校の女性講師(41)は8月26日、大阪市内のイベント会場で、他人のかばんなどから現金1万円やクレジットカード2枚、関係者用の通行許可証を盗んだ。翌日、許可証を使って立ち入り禁止区域に入ろうとし、建造物侵入容疑で逮捕された。女性講師は「イベントの記念になるものなら何でも欲しかった」と説明。20日付で依願退職した。
県立旭農業高校で学年主任を務めていた男性教員(44)は、女子生徒にセクハラ行為をしたとして停職6か月。6~10月頃、休み時間や清掃中などに複数回にわたって女子生徒4人の腰や尻、太ももを触った。また、夏休み中の8月28日に登校した別の女子生徒を車で自宅に送った際、車内で生徒の腰や耳、うなじ、髪を触ったという。県教委は監督責任を問い、同校の校長(59)を戒告とした。
県教委の今年度の懲戒処分(監督責任除く)は免職4件、停職6件、減給1件、戒告3件の計14件となった。