お茶の水女子大付属中学校(東京都文京区)の男性教諭が男子生徒を足で蹴り、あばら骨にひびが入るけがをさせていたことが21日、関係者などへの取材で分かった。警視庁大塚署が傷害の疑いもあるとみて任意で事情を聴き、教諭は事実関係をおおむね認めているという。
関係者などによると、教諭は9月中旬の放課後、校内で男子生徒を足で蹴った。生徒は診察を受けたが入院せず、翌日から登校したという。同校は同月下旬に大塚署に相談した後、臨時保護者会を開き経緯を説明した。
大学側は教諭を自宅謹慎とし、懲戒審査委員会で経緯などを調査している。
同校には秋篠宮ご夫妻の長男悠仁さま(13)が通われている。4月には悠仁さまの教室の机に刃物が置かれる事件が発生。水道工事を装い校舎に侵入した男が建造物侵入容疑で逮捕され、器物損壊や銃刀法違反などの罪で起訴された。