23日午前10時5分ごろ、福島市笹木野の踏切で、近くの無職、小沢トヨさん(80)が山形発東京行きの山形新幹線つばさ132号(7両編成)にはねられた。小沢さんは全身を強く打って死亡した。
JR東日本福島支店によると、つばさ132号の乗客317人にけがはなかった。この影響で山形新幹線は福島―米沢間上下線で約1時間半、運転を見合わせた。上下3本が運休、3本に最大85分の遅れが出て、約1700人が影響を受けた。
福島署によると、小沢さんが線路内を1人で歩いているのを運転手が発見し、急ブレーキをかけたが、間に合わなかったという。【磯貝映奈】