滋賀県内の調理師が技術を駆使した各種の料理を披露する県料理展示会がこのほど、彦根市尾末町の県護国神社で開かれた。
県調理師会主催で3年に1度、各市持ち回りで開催され、19回目。今回は「城下町彦根・おうみ味の散歩道」がテーマで、日本料理、創作工芸菓子、中華料理、郷土料理などの部門に計約40点の料理が出品された。
中でも彦根市の料理旅館「やす井」の料理長、桜井泉(きよし)さん(51)は、明治2(1869)年にあった彦根藩井伊家14代当主、井伊直憲の婚礼料理に挑戦。彦根城博物館の学芸員と古文書を基に再現し、コイ、カサゴ、カモ、伊勢エビ、マツタケなど琵琶湖や山海の食材をふんだんに使った1人前10品の料理を披露した。入場者から「冷蔵庫もない時代なのに豪華だ」と驚きの声が上がっていた。
会場ではフリーマーケットやコンサートの他、ひこにゃんと彦根幼稚園児100人による餅つきもあり、料理関係者や市民約1000人が楽しんだ。【西村浩一】