相模鉄道「羽沢横浜国大」駅を公開 西谷駅と武蔵小杉駅間に新設

相模鉄道の海老名駅とJR東日本の新宿駅を結ぶ直通線が30日に開業するのを前に、相模鉄道などは25日、新駅の「羽沢横浜国大(はざわよこはまこくだい)」(横浜市神奈川区)を報道各社に初めて公開した。同駅では「発車式」があり、相模鉄道の千原広司社長が「開業後はぜひ直通線をご利用いただき、相鉄線沿線に足を運んでいただきたい」とPRした。
相鉄本線の西谷(にしや)駅とJR東の東海道貨物線横浜羽沢駅付近の間に約2.7キロの連絡線を新設。この連絡線を利用して相鉄とJR東が相互乗り入れをする。直通運転の運転本数は1日46往復92本。朝のピーク時は1時間に4本で、一部の列車は大宮方面へも直通する。
その他の時間は、1時間に2~3本運転され、二俣川―新宿を最速44分▽大和―渋谷を同45分▽海老名―武蔵小杉を同36分でそれぞれつなぐ。直通線の開通により、県央部から都心へのアクセスや乗り換え回数の減少など利便性の向上や地域の活性化が期待される。直通運転では横浜の海をイメージした濃紺「ヨコハマネービーブルー」の車体が特徴の新型車両「12000系」が使用される。
乗降客数見込みは1日1万人
新駅の羽沢横浜国大駅は西谷駅とJR東の武蔵小杉駅間に新設した。駅舎には鉄、レンガ、ガラスを用いている。横浜国立大の常盤台キャンパスまで徒歩約10分の距離で、相模鉄道は住民や横浜国大の関係者など、1日約1万人の乗降客数を見込んでいるという。

この日、羽沢横浜国大駅で行われた出発式には、赤羽一嘉国土交通相や黒岩祐治知事、JR東日本の深沢祐二社長らが出席した。テープカットやくす玉割りが行われた後、上りホームで同駅の千葉賢治駅長らに花束が贈呈され、関係者らが新駅と直通線の開業を祝った。相模鉄道の千原社長は「直通線の開業と新駅の開業により沿線の皆様の生活が変わり、地域の社会の発展につながるものと確信している」とあいさつした。
相模鉄道は、東京急行電鉄(東京都渋谷区)との間でも、羽沢横浜国大駅と日吉方面を結んだ相互直通運転による新路線の本格開業を予定している。2022年度下期の開業を目指し、整備が進められている。【木下翔太郎】