被害LINE入手 女性部下が伊藤忠幹部のセクハラを告発

2020年3月期の中間決算で3年連続の過去最高益を達成した伊藤忠商事で、今年に入って深刻なセクハラ事件が起きていたことが「週刊文春」の取材で分かった。
【画像】A氏からのLINE「肩を抱いたり、ほっぺたを触ったり」
伊藤忠関係者がセクハラ事件の経緯を明かす。
「“被害者”のB子さんは女優の新垣結衣似のアラサー美女。彼女は40代後半の財務部の資金・投資管理担当室長だったA氏からセクハラを受けていました。A氏は、小太り、色黒でオールバックという派手なタイプで既婚者です。今年5月、彼女は法務部のコンプライアンス室にA氏の行状を告発。しかし調査が行なわれた形跡はなく、結局、彼女は退職に追い込まれてしまいました」
共同通信社
B子さんは伊藤忠商事の100%子会社の社員で、2016年から本社に出向。出向後、B子さんはA氏がリーダーの社内サークルに参加。すると頻繁にLINEが届くようになった。
〈理性ふっ飛んでむぎゅーーってしたくなったぜ〉
〈やばい、さっきほっぺた触りそうになった〉
〈なんか間近で喋るの久々で、思わずハグりたくなるねえ〉
そして今年1月、社内サークルの草津温泉旅行で事件が起きる。B子さんが語る。
「サークルで旅行計画を立てていたところ、他のメンバーが全員ドタキャン。結局A氏と2人で行くことになってしまった。しかも一部屋しか予約されていなかったのです。仕方なく隣で寝ていると、A氏が私に覆いかぶさり、キスをされ、胸を触ってきた。何とか払いのけると、次にA氏は『下半身を触れ』と要求してきました。私は断固拒否し、部屋の隅で一夜を明かしました」

5月にB子さんは、LINEの内容や草津旅行での言動を本社に報告したが、現在に至るまで何の連絡もないという。
事実確認のため、A氏の携帯電話を複数回鳴らしたが、一度も繋がることはなかった。
伊藤忠の広報部は、「会社としては適切に対応しております。個人情報の観点より、当社からの回答は控えさせていただきます」と答えた。

伊藤忠が推進する「働き方改革」では、朝型勤務などと並んで「女性社員の活躍支援」「ハラスメントのない職場環境づくり」を掲げており、今後の対応が注目される。
11月28日発売の「週刊文春」では、A氏がB子さんに送ったセクハラLINEの内容を公開する。またB子さんの訴えに対し、伊藤忠、および子会社がどう反応したのかについても詳報している。
(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年12月5日号)