著作権を侵害する漫画などのダウンロード(DL)の違法化に向けた著作権法の改正に関し、文化庁は27日、有識者検討会の初会合を開催した。同庁は数十ページで構成する漫画の1~数コマなど、軽微なDLを違法化の対象にしない修正案を提示し、了承された。
政府はDL違法化の対象範囲を著作物全般に拡大する同法改正案の国会提出を目指したが、インターネット利用の萎縮を招くとの指摘があり、3月に提出を断念していた。
このほか修正案では、画面内容などを保存する「スクリーンショット」で違法画像が付随的に映り込んだ場合も適法とした。文化庁は9~10月、国会提出を目指した当初案に関する意見公募(パブリックコメント)を実施。その結果、規制範囲が広がることへの懸念が強かったため、同庁は実効的な海賊版対策とネット利用の萎縮防止の観点から範囲を絞り込む必要があると判断した。