東海汽船 3代目「さるびあ丸」が進水 首都圏と離島結ぶ新たな懸け橋に

2020年夏に就航する東海汽船の貨客船「さるびあ丸」の進水式が27日、三菱重工業下関造船所江浦工場(山口県下関市)で行われた。
3代目となる「さるびあ丸」(6200トン)は全長118メートル、幅17メートル。現在就航している2代目(4992トン)の代替船で、同社の船で最大となる。建造費は63億円。これまでの「さるびあ丸」同様、首都圏や伊豆大島など東京諸島を中心に運航され、離島への観光客や生活必需品などの物資輸送で、年間28万人の利用を見込んでいる。
本土と島を結ぶというコンセプトで、20年夏に就航予定のジェットフォイル「結(ゆい)」とともに美術家の野老(ところ)朝雄氏が、船体をデザインした。”TOKYOアイランドブルー”と呼ばれる鮮やかな紺色の波などが描かれている。
東海汽船のマスコットガールで伊豆大島出身の小池夏海さんが、船をつないでいる支綱を切断すると、船台から海へと滑り降り、満船飾に彩られた白と紺のコントラストが目立つ船体が海に浮かんだ。
命名者でもある山崎潤一社長は「スタイリッシュな船になり、東京諸島で活躍してくれると思う。来年は多くの外国人の来日が期待できるので一人でも多くの方に乗ってほしい」と話している。【米田堅持】