“氷河期枠”千葉・鎌ケ谷市職員採用でも 市長「やるべき」

千葉県鎌ケ谷市の清水聖士市長は26日の定例記者会見で、バブル崩壊の影響で就職難に遭遇した35~45歳の「就職氷河期世代」を対象とした正規職員の採用枠を導入すると発表した。土木職を対象に来年4月入庁の若干名を募集する。同様の採用枠は兵庫県宝塚市が今年度から導入しているが、県内では初めて。
おおむね1993~2004年卒の就職氷河期世代は新卒時に正規雇用の就職が厳しく、非正規など不安定な雇用を余儀なくされている人も多い。職員採用について鎌ケ谷市はこれまで、受験資格を35歳以下として毎年35人前後を採用してきたが、宝塚市の試みにならって就職氷河期世代にも安定した雇用のチャンスを広げたいと、「氷河期枠」の導入を決めた。
鎌ケ谷市によると、来春入庁の採用枠は前倒しで土木職限定で行うが、来年度実施の採用試験では福祉職も対象にする。一般行政職についても今後検討していくという。
宝塚市では今年8月、就職氷河期世代を対象に正規職員(3人程度)を募集したところ、全国から1635人が受験、4人が合格した。清水市長は会見で「宝塚市のような取り組みはできるだけ多くの市町村がやるべきだ」と話した。【小林多美子】