【日韓経済戦争】衝撃! 韓国向けビール輸出ついに「ゼロ」 不買運動がまったく収まらない理由は?

日本の財務省は2019年11月28日、貿易統計を発表して、今年10月の韓国向けビール輸出額が「ゼロ」になったことを明らかにした。
もちろん、前代未聞の数字である。なぜ、いっこうに韓国の不買運動が収まろうとしないのか。韓国紙で読み解くと――。
ついに輸出が「ゼロ」という衝撃的なニュースを伝えるのは、朝日新聞(2019年11月28日付)「韓国向けビールの輸出がゼロに 日本製の不買運動影響か」だ。
日本のビールメーカーにとって、韓国はこれまで最大の輸出先だった。また、韓国内でも日本ビールはつねに外国産ビールのトップを独占していた。
それが今年7月、日本の輸出規制が始まって以来、日本車、日本食品、ユニクロ製品などと並んで「不買運動」のやり玉にあがった。9月以降はスーパーやコンビニなどで日本ビールを置く店舗がほとんどなくなり、納品価格の大幅な引き下げも行ったが、打つ手に窮した。
唯一、日本ビールを出す和食系居酒屋も攻撃の対象にされ、閉店に追い込まれるところが続出するありさま。
こうして日本ビールの輸出額は、8月には前年比92%減、9月には同99.9%減のわずか58万円に激減するありさまだったから、「ゼロ円」になるのは時間の問題だったわけだ。
いっこうに衰えない不買運動の矛先は、日本への旅行にも向かっている。中央日報(11月27日付)「この冬韓国人に人気の海外旅行先、日本都市は10位圏外へ」が、こう伝えている。
韓国から日本への旅行客が激減しているというのに、韓国側は日本からの観光客を大いに呼び込もうとしているのだから、したたかといえばしたたか。だが、その方策が韓国内の「反日運動」を刺激して裏目に出てしまったケースがこれだ。
聯合ニュース(11月27日付)「日本人向け広報映像『植民地時代の美化ではない』韓国観光公社が釈明」がこう伝えている。
日本では今、「ニューレトロ」がブームになっている。全国各地の「小江戸」観光が人気を呼んでいるし、今夏には渋谷ヒカリエで「昭和レトロ懐かわいい市」が開かれたときは、1か月間にわたって大賑わいの盛況だった。韓国観光公社は、古いものを楽しむ「ニューレトロ」が日本市場で流行していることに目を付けたのだ。
そこで、1900年代初期の風情を残すソウルの解放村や仁川の開港場などを撮影し、日本人向けの新たな観光地としてアピールしようとした。ところが、その中に、植民地時代にソウル・南山に設置された神社に向かう「解放村の階段」などが映っていたのがまずかった。「植民地時代を美化して、日本に迎合している」いると猛批判を浴びた。結局、この日本人観光客向け広報映像はお蔵入りになった。
こうした一向に収まらない不買運動にあって、韓国メディアが留飲を下げるニュースが飛び込んできた。韓流アイドル「TWICE」の日本での爆発的な人気だ。TWICEは韓国の9人組女性アイドルグループで、メンバーの中には3人の日本人が入っている。
聯合ニュース(11月28日付)「韓流TWICEの日本2ndアルバム オリコン週間1位=通算5作目」が喜びを、こう伝えている。
そして、聯合ニュースは誇らしげに、こう結んでいる。
(福田和郎)