8日午前7時頃、北海道・襟裳岬の南南東約27キロの太平洋上で、宮城県漁協唐桑支所(同県気仙沼市)所属のマグロはえ縄漁船「第18鴻(おおとり)丸」(19トン、6人乗船)から海上保安庁に遭難信号が入った。
室蘭海上保安部の巡視艇が約4時間10分後、転覆した同船から南南東約4キロの海上を漂流している救命いかだを発見し、6人全員を救助した。けが人はいなかった。
釧路海上保安部の発表などによると、第18鴻丸には日本人2人とインドネシア人4人が乗船。モウカザメ漁を行い、9日に気仙沼港に帰港する予定だった。当時、現場海域は濃霧で視界不良だったという。