東京都練馬区の遊園地「としまえん」で今年8月、8歳の女児がプールに設置されたビニール製の水上遊具の下から出られなくなり、溺れて死亡した事故を受け、消費者庁の消費者安全調査委員会(消費者事故調)は28日、事故原因の調査を始めた。来夏の事故防止に向けて分析を進め、再発防止策をまとめる。
事故調によると、海やプールに浮かべて使う遊具は今夏、全国の海や湖、プールなど少なくとも31カ所に設置されていた。事故件数は不明だが、この種の遊具は3年ほど前から増えているという。としまえんの事故では、女児は遊具の下に潜り込んだ後、身につけていたライフジャケットの浮力で身動きがとれず脱出できなかったとみられる。
調査は、事業者へのヒアリングなどを通じて事故やヒヤリハットの事例を調べるとともに、実証実験をして、遊具の下に潜り込んでしまった要因を分析し、製品の改善点などを検討する。【岡礼子】