2011年7月に鳥取県境港市で交際相手の女性を殺害したとして、殺人罪に問われた村上(旧姓荒木)文昭被告(34)=岡山県高梁市=は9日、鳥取地裁(荒木未佳裁判長)で開かれた裁判員裁判初公判で「間違いない」と起訴内容を認めた。
検察側は冒頭陳述で、村上被告は別の女性と結婚を控えており、大西美穂さん=当時(28)、岡山県新見市=から妊娠を告げられ「自分の将来を脅かしかねない」と考え、殺害を決意したと指摘した。
また、村上被告は殺害後、発覚を遅れさせるために大西さんの携帯電話で「今はそっとしておいてください」と大西さんの父親にメールを送信したと指摘した。