公務で自治会のイベントに参加した大分県警臼杵津久見署地域課の50歳代の男性巡査部長がパトカーを違法駐車したとして、交通反則切符を切られていたことがわかった。
同署は巡査部長を厳重注意した。
同署によると、巡査部長は6月中旬、臼杵市の自治会が実施した田植えの行事で小中学生に交通安全などを教えるため、パトカーで現地に向かった。行事が終わるまで市道の路側帯に2~3時間、違法に駐車した。
道交法などでは、路側帯に駐車する場合、歩行者のために車の左側に0・75メートル以上の幅を空けるように規定されているが、巡査部長はそのスペースを確保していなかったという。
後日、目撃者から署に問い合わせがあり、発覚した。巡査部長は「車が通れるように左側に詰めて駐車した。違反の認識はなかった」と話したという。反則金はすでに納付されている。
同署の田中敬一郎副署長は「法令順守を徹底し、再発防止に努める」とコメントした。