映画「不良番長シリーズ」「仁義なき戦い」やドラマ「前略おふくろ様」などで知られる俳優、梅宮辰夫(うめみや・たつお、本名・梅宮辰雄)さんが12日、慢性腎不全のため死去した。81歳。
旧満州(現中国東北部)生まれ。日本大学在学中の1958年、東映第5期ニューフェースに選ばれる。68年の「不良番長」(野田幸男監督)では、オートバイに乗る不良グループのリーダー役を演じて人気を博し、映画はシリーズ化された。70年代に入ると、深作欣二監督の「仁義なき戦い」をはじめとするやくざ映画に欠かせない存在となった。
75年にはドラマ「前略おふくろ様」(日本テレビ系)で板前を演じ役柄を広げ、「スクール☆ウォーズ」(TBS系)や「はぐれ刑事純情派」(テレビ朝日系)などにも出演した。
娘の梅宮アンナさんはタレント。バラエティー番組では、「マイホームパパ」としての一面を見せ、「辰ちゃん」「アンナパパ」の愛称で親しまれた。また、人気グルメ番組「くいしん坊!万才」(フジテレビ系)でリポーターを務めたほか、自らの名を冠した漬物店が全国に展開されている。
2016年に、十二指腸がんであることを発表。がんの手術を計6回受けるなど闘病生活を送ってきた。昨年から透析治療も受けながら自宅で過ごしていたが、12日朝に体調が急変したという。